鼻の穴の入口付近に膿みが溜まる!【鼻せつ】になったらすぐ病院へ

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更新日:2015年04月23日

鼻の穴の入口付近に膿みが溜まる!【鼻せつ】になったらすぐ病院へ

鼻せつそのものに触るとかなりの痛みがあるのはもちろん、周囲の皮膚に触るだけで痛みを感じることもあります。

鼻せつってどんな病気?

鼻前庭と呼ばれる鼻の穴の入口付近には、汗腺、皮脂腺、鼻毛があります。この鼻毛が生えている部分に細菌が感染して化膿し、膿を持つ状態を尋常性毛瘡(もうそう)と言います。さらに、この部分が赤く腫れて、38度前後の熱が出て痛みを伴う状態になったものが鼻せつです。

鼻せつそのものに触るとかなりの痛みがあるのはもちろん、周囲の皮膚に触るだけで痛みを感じることもあり、症状が進むと、患部が破れて膿が出てくることもあります。

そして、鼻の血管は、顔全体、さらに脳に近いところに走る血管とも通じていることから、この血管を通して細菌の感染が広がり、面疔や頭蓋内感染症などの重い合併症に繋がってしまうこともあります。皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけて化膿し、顔面まで腫れる顔面蜂窩織炎(がんめんほうかしきえん)もそのひとつです。

鼻の穴の中にできた傷に細菌が感染

鼻せつは、鼻の穴を汚い指で触ってできた傷や、鼻毛を抜いてできた傷に細菌が感染して起こることがほとんどです。特に、慢性副鼻腔炎などの鼻の病気があると、粘度の高い分泌物が盛んに分泌され、それがほこりなど一緒になって鼻前庭にたまりやすくなります。このたまったものを取り除こうとすると、指の爪で鼻の穴の中に傷を付けてしまうことが少なくありません。

鼻せつを治すには

耳鼻咽喉科において、鼻鏡で鼻の穴を広げて観察すれば、鼻せつであることがすぐに分かります。治療には抗生剤の内服薬、抗生剤が入った軟膏が用いられます。また、痛みがひどい場合には鎮痛薬が処方されます。症状が進んで膿がたまっているのが明らかな場合には、患部を切開して膿を排出することもあります。

不衛生な指は厳禁

細菌感染の広がり方によっては、重篤な症状に陥ってしまうこともある鼻せつです。鼻の穴の入口付近を不衛生な指で触らないようにしましょう。また、鼻毛を抜く癖のある人も要注意です。

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