生まれた時から音に反応しない!? 注意したい【先天性難聴】

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更新日:2014年12月08日

生まれた時から音に反応しない!? 注意したい【先天性難聴】

生まれつき聴力に障害がある状態を先天性難聴と言い、生まれてくる赤ちゃん1000人中、1~2人に発生するとされています。

先天性難聴ってどんな病気?

生まれつき聴力に障害がある状態を先天性難聴と言い、生まれてくる赤ちゃん1000人中、1~2人に発生するとされています。また、低体重、低酸素、重症黄疸などの難聴の危険因子を持った赤ちゃんの場合には、難聴発生の確率はさらに高くなります。

先天性難聴の場合、大きな音に驚かない、ガラガラなどの音の出るおもちゃを喜ばない、背後から呼んでも振り向かないなど、音の刺激に対して反応が乏しいと言った症状が現れます。また、言葉が出始める2~3歳頃になってもなかなか言葉を発しないなど、言語に係わる発達に遅れが出ることも少なくありません。

先天性難聴の種類

先天性難聴には、遺伝性難聴、胎生期難聴、周産期難聴があります。遺伝性難聴は、聴覚に係わる遺伝子に異常がある場合に起こります。胎生期難聴は、妊娠中に受けた何らかの障害によって起こる難聴で、感染によるもの、薬剤によるものが原因となります。周産期難聴は、出産時の低酸素状態、重症黄疸などが原因となります。

日常生活の中で聞こえ方のチェックを

先天性難聴は、もし、気付かれずに放置された場合には、その後の言語の発達に大きな影響を与えることになってしまいます。現在、3歳児健診に聴覚検査が取り入れられていますが、できるだけ早く聴力の異常を把握するために、医療機関の中には自動聴性脳幹反応や耳音響放射を利用した新生児の聴覚スクリーニングが導入されているところもあります。

日常生活の中で乳幼児の聴覚の異常を見つけるには、年齢相応の反応があるかどうかを確認することが重要です。新生児期から乳児早期では大きな音を聞いてビクッとするかどうか、4~6か月では音の方向を見るかどうかなどで確認します。

できるだけ早い受診を

日常生活において音に対する反応に不安がある場合には、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することが重要です。診察により中等度以上の難聴が認められる場合には、補聴器の装用が必要となります。補聴器の装用はより早期が望ましいとされ、補聴器を装用した上で言語訓練を開始します。2~3歳になって補聴器の効果が十分に得られない場合には、人工内耳の適応を検討することになります。

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