耳かき? 綿棒? どこまで? 頻度は? 正しい耳掃除の仕方とは

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更新日:2014年07月24日

耳かき? 綿棒? どこまで? 頻度は? 正しい耳掃除の仕方とは

耳垢にはカサカサしたものとベトベトしたものがありますが、日本人の場合、約6割がカサカサの乾性耳垢、約4割がベトベトの湿性耳垢とされています。

日本人の約6割がカサカサの乾性耳垢

耳穴の入り口から鼓膜までの距離は約3センチで、入口から約3分の1のところに耳垢の元になる油を分泌する耳垢腺(じこうせん)があります。耳垢にはカサカサしたものとベトベトしたものがありますが、日本人の場合、約6割がカサカサの乾性耳垢、約4割がベトベトの湿性耳垢とされています。

耳垢のタイプによって異なる耳掃除

耳掃除は耳垢のタイプによって異なります。乾性耳垢の場合、量が少なくカサカサした乾性耳垢は自然に外へ排出されます。ですから、耳掃除は特に必要がありません。外耳道の狭い子どもなどの耳掃除をする時には、耳かきを1センチ以上、奥へ入れないように気を付けましょう。耳掃除の頻度は2週間に1回ぐらいで十分です。

一方、湿性耳垢の場合、綿棒を使って掃除することが多いでしょう。この際、綿棒を奥に入れすぎると、耳垢が押し込まれてしまい、聞こえづらくなったり、炎症を起こしたりすることがあります。外耳道の入口付近を拭き取るようにしましょう。湿性耳垢は乾性耳垢より分泌量が多いため、数日に1度の割合で掃除をするとよいでしょう。

耳掃除の道具あれこれ

耳掃除の道具にはいくつかの種類があります。広く使われているのはサジ状の耳かきでしょう。この耳かきは、先端が尖っていたり、固かったりするので、外耳道の皮膚を傷付ける心配があります。また、綿棒のを使う人も少なくありませんが、細すぎるものは奥に入りやすい傾向にあります。また、綿棒の先端が耳かきのようにヘラ状になったものもあります。

それから、ワイヤー状のものは、先端が丸くなっていることから耳の内部への刺激が少なく、ワイヤーが適度にたわむことで使いやすくなっています。これは、外耳道の皮膚に張り付いた耳垢を取る際に便利です。どの道具にしても、奥に入れすぎないことが大切です。

耳垢栓塞って何?

耳垢が外耳道に栓をしたように詰まっている状態を耳垢栓塞と言います。これは湿性耳垢の人がなりやすいもので、特に高齢者では約1割の人に耳垢栓塞があるとされます。耳垢栓塞になると、耳が詰まった感じ、耳のかゆみ、違和感がある他に、難聴、耳鳴、外耳炎が起こることもあります。こうした症状がある時には、自分で無理な耳掃除をしようとせず、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

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